囚人馬車 2023/02/06 09:01 囚人馬車が駆ける 地を蹴る蹄の音が夜に響く女が乗っている 虚ろな目で私を招いてる次はあなたの番 かすかに開いた唇が語る同情して引きずられたのは若かったせい病院の前 広がる沼地を指さす女嬰児の金切り声 炎に焼かれるように浮島に咲く 白い社若はささやかな供え物あの男に惚れて狂ったあなた 生き残った私神様 どうして 苦しいのか 許されないのか説教は無意味 犯した罪は時効にして残された時間にどうか安穏を