詩を書きます

冬の空

冬の空 
冷たい青さに
思い出す
慰められた日


忘れていた 下を向いていて


そうね
アスファルトに映る 私の昔の影
消せないままでも
つきまとわれても
眩い陽射しが
足元 照らす

麻酔

差しのべた腕にしがみつくように
閉じた瞼から涙がひとしずく


悪い夢にうなされ首を横に振る
犯した愚行がどこまでも追いかけて


言葉を尽くしても通じない孤独を抱えてる
過ぎた過去など葬りさればいい


私のぬくもりを失う不安に駆られる
それだけの過ちを抱えた孤独は底なし


語られない罪を許して抱きしめる
血が胸を流れる様が見えるから


秘密を墓場まで持っていけばいい
それが君の背負った十字架だろう


誰もがそうだという詭弁に救いはない
麻酔代わりの抱擁のなか眠ればいい

































誰もがそうだという詭弁に救いはない麻酔代わりの抱擁のなか眠ればいい

ママ

ママ
黒人警官たちに暴行される黒人が叫んだ
テレビ画面の向こう側で
その声が
愛や恋のポエムを書こうとしていた私を
我に返らせ
一縷の涙が胸からこぼれて