詩を書きます

夜ごとの夢


夢を見ていた
明けない永遠の夜彷徨った
目が覚めても過去の中
それでも今日を生きようと
重い体引きずって
部屋を射す陽光に手を伸ばした


忘れなくても許して
考えすぎに楔を打てば
なんとかほら生きられる


けれど幸せだった昔に帰りたい
独りぼっちは嫌だと
暮れゆく空の下泣いた