詩を書きます

憎しみ

目覚めたとたん 過去が脳内再生される
逃げ場はない 支配された頭 薬で鈍らせる
残された死に至るまでの日々 
誰か鎖をほどいて自由にしてほしい


散らかった部屋 死人のように横たわる
カーテン越しに陽射しが顔を射す 嫌がらせのように
瞼閉じて 何も考えるなと心の声
眠りの底 沈んでいく それだけが救い


教えて 私が生贄から脱する方法を
一回きりの人生なのに
傷ついた分優しくなんて望んでないから
傷つかない日々を 穏やかに


放っておいて 嫌が言えなくても
私なら許してくれると?
怒りで煮えたぎる心が見えないのね
いつだって心の中で刃を向けているのに