詩を書きます

虚飾の闇

切り刻んだ
浅い傷から
流れる血の
嘘の匂いは媚薬


繰り返される
子守歌は
偽りの記憶に
まみれて


じっとりとした
薄闇に
戯れあう
心あらず

夜ごとの夢


夢を見ていた
明けない永遠の夜彷徨った
目が覚めても過去の中
それでも今日を生きようと
重い体引きずって
部屋を射す陽光に手を伸ばした


忘れなくても許して
考えすぎに楔を打てば
なんとかほら生きられる


けれど幸せだった昔に帰りたい
独りぼっちは嫌だと
暮れゆく空の下泣いた

Don't open your mouth anymore…


Don't open your mouth anymore
果てしない不幸の連鎖に遠い目をして
独りを選択しても
愛されることを欲する
乾いた心でも
求めるものは……
失ったたくさんのもの数えてる
取り戻そうとやっきになる 見苦しくても
飢えた心を満たそうと
利用できる人間を探す It's like death or life
Don't open your mouth anymore
鬼畜を気取るいきがる顔は
瞬時に寂し気に俯いて
Don't open your mouth anymore 
成功を目指す野心は心を蝕んで
Don't open your mouth anymore…