2023年9月のブログ記事
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君のしたいことは何と聞かれたら 恋愛がしたいと思うけど 傷つかずにいられないなら 何も欲しいと思わない お前はどうしたいと言われたら 結婚がしたいと思うけど あなたと結ばれても 不幸になる予感がよぎるだけ
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夏の気配が消えていく 金木犀の香りが漂う 消えてしまいたいと願うくらい 繰り返すあの痛みも薄れていく 穏やかな秋の風が漂う この胸を流れる血も吹き去って それでも若き日は懐かしくて あなたの声が聞こえるようで
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誰も信じるな あなたは言う 瞼を閉じて うっすら微笑 未熟な私は性善説を唱えだす 「かもな」とあなた なだめるように 世間知らずが寄り添い願う 愛する人の言葉受け止めたい 窓の外レース越しの月光 か細く頼りなく二人を照らす
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傷つかないように恋をした 苦しめたくないと言うあなたと それは恋の遊びにすぎない それでも傷つきたくないそれが一番で 月日が流れて思うのは 幸せになる勇気があれば 伸ばして下したこの小さな手を そっと離してあなたは行く
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