詩を書きます

空高く

空は高く秋の訪れを知らせ
下を向いて歩く顔を上げる
遠ざかる夏の眩しい太陽
あれから幾度目の季節を繰り返す


あの頃誰にも言えない過去を告白した
あなたは口角を上げて笑みを浮かべた


わかってもらおうなんて
期待しなければ
その笑みに心を抉られることもなかったよ
傷を背負う
墓場まで独りきりで
傷つかない手段はそれしかなかったのに