詩を書きます

捨て犬

若いが朽ちていく季節に
愛してくれる人を探してた
誘惑の赤い口紅さしては
白い肌を露出するワンピース


愛に飢えた内面を隠さずに
夏の夜の終わり彷徨った
凌辱された苦しみに取りつかれては
忘れさせてくれる誰かを求めてた


あなたの腕のなか
和らいだ痛みにまどろんで
女慣れしたあなたに気を許す
安い女に成り下がったわけじゃない
気高くありたいのに


その腕にしがみつく
弱さに負ける私は捨犬
観察眼で見つめるあなた
それでもどうか救ってと
願いつづける