詩を書きます

欺瞞

人を惹きつけようと
あなたは色んな面を見せる
シリアスな顔 子供じみた無邪気な笑顔
魅せようとする必死さが滲み出て醒める


夢ならもっと上手に見せてほしい
次から次へと変わる声音は滑稽で
痛々しくさえある笑顔
視線が物欲しそうに光る


ただ黙って話を聞く
どこまでもあなたは語る
得意そうに悪い男を気取る


傷つけ傷つけられた
過去に泣く 胸の内側で
救われようと嘘と本当を
織り交ぜながら そっと泣いている