詩を書きます

幕引き

ここはお城なの やっと築いた


私だけの部屋よ 君は訴えるように



別れの手紙を幾度も書きあぐねては


僕を締め出せずにまた桜の季節


浮気を隠そうともしない酷い男を


私のもとに帰ってくれればと



無理を重ねて檻に入れられた


一生出てくるなと電話越しに喚く


僕の隣には新しい女



業と罪の深さに地獄に堕ちるだろう


いっそこの人生に幕を引けたら