詩を書きます

求め

携帯の待ち受け 娘の写真
見つめるあなたの微笑み 私を傷つけた
別れにいたる家族とのエピソード
聞きたくない私の気持ちがわからないの


失望に薬を流し込む
二の腕や手首に走る血の線
理解できないあなた
愛が欲しい救われたい痛む心
いつまで探しまわれば手に入る


私を見て
一生つきまとう壊れた家族という血の絆
止まらない語りを拒みたい
わかってあげたいけれど


あなたを受け止めたい
互いに自分の傷だけ痛くて
悲劇じゃない喜劇かもしれないけど
傍にいるのは諦められない証
求め続ける